JVシリアル期のフェンダージャパン JB62-115です。
JB62-115として入手したものではありますがいくつか不明点があるため推測を含めて説明します。
ボディはラッカー塗装のアルダー、純正スパイラルサドルブリッジ、太めのアースプレート
ネックポケットにスタンプ無し、コントロールは2ノブのCTSスタックポット(共に82年のポットデイト）
しかしネックがラッカーではなくポリウレタン(ネックデイトは82年、プレートのシリアルも同時期）で
JB62-115だとすると整合性が取れない組み合わせとなっておりネック側はJB62-75と判断せざるをえません。
以上から84年のJB62-115のボディに82年のJB62-75のネックを組み込んだものと推測されます。
根拠としてはJV期の84年まで在庫が余っていたのか82年デイトのCTSスタックポットが使用されていたこと
ネックポケットにグレード分けのスタンプが入らなくなってくる時期が丁度84年であるということです。
ただし82～83年にもスタンプのないイレギュラーな個体が存在するのでボディ年式の断言はできません。
また画像でも分かるようにパーツ類がいくつか交換されており以下のようになっています。
まずPUがMoon、ピックガードは白の3P、止めネジ類がゴールド、ペグも国産のゴールドに交換
フェンダー純正のピックアップフェンスとブリッジカバーが追加されているそのほかフレットは一度打ち換えられておりナットも牛骨と思われるものに交換されています。
JVシリアル期らしいヴィンテージライクなサウンドは健在なのでプレイヤー向けの一本ではないでしょうか。
外観は古いものなので弾き傷や小傷、擦れ、ブリッジ後方に大きめの当て傷、細かい打ち傷など見られます。
JV期の特徴であるフェンダーロゴ下にあるmade in japan部分は削って消されているフレットは8割程度残っておりネックの反りも問題ありません。
他にもこちらに追加画像をアップしましたので必ずご確認ください。
付属品は純正のハードケース、元のピックガード、当時のマニュアルになります。
以上の説明を理解いただきノークレーム・ノーリターンでお願いします。